top of page

『文系の数学 重要事項完全習得編 改訂版 (河合塾SERIES)』レビュー ~数学が苦手でも得意になるための第一歩~

  • 執筆者の写真: 塾長
    塾長
  • 2024年12月27日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年12月30日

受験数学の勉強を始めるにあたって、どの参考書を選べばよいのか悩む受験生は多いでしょう。特に「数学が苦手」「基礎が不安」「模試で偏差値55以下」などの悩みを抱える生徒にとっては、最初の一冊を選ぶことが非常に重要です。そんな悩みを抱える人にぜひおすすめしたいのが、『文系の数学 重要事項完全習得編 改訂版 (河合塾SERIES)』です。

この本は、初学者から数学を苦手とする受験生まで幅広く対応できる内容となっており、文系・理系を問わず使える優れた参考書です。


1. 偏差値55以下から60以上への飛躍を可能にする一冊

この本の最大の特徴は、短期間で数学の基礎力を徹底的に強化し、模試や入試で結果を出せるように設計されている点です。実際に、私が高校で担任していた生徒の中でも、進研模試の偏差値が55以下だった生徒にこの本を勧めたところ、3か月で偏差値60以上に到達するケースが続出しました。

本書は、試験に頻出の重要問題だけを厳選して収録しているため、無駄がなく効率的に学習できる構成になっています。解説も適度な詳しさで書かれているため、問題を解く過程やポイントがしっかり理解できるようになっています。


2. 初学者でも安心の丁寧な解説と設計

数学が苦手な生徒にとって、複雑な説明や高度な用語が並ぶ参考書は挫折の原因になりがちです。しかし、この本では基本的な公式や解法の考え方から丁寧に説明されており、初学者でもスムーズに理解できるよう工夫されています。

「解法の流れ」や「考え方のポイント」を視覚的に示すことで、数学の解き方が自然と身につくようになっています。また、難問に挑戦する前段階として基礎を固めるための問題も多く収録されており、段階的にステップアップしていける構成が特徴です。


3. 文系向けでも理系受験生にも対応できる実力派参考書

タイトルには「文系の数学」とありますが、実際には理系の生徒にも十分対応できる内容です。文系数学に特化した問題だけでなく、理系数学の基礎を固める問題も含まれているため、理系志望の生徒が数学の基礎力を磨くために使うのにも最適です。特に数II・Bまでの範囲を網羅しているため、共通テストや国公立二次試験の対策としても十分活用できます。


4. どんな生徒におすすめか?

以下のような生徒に特におすすめします。

  • 模試の偏差値が50〜55程度で伸び悩んでいる人

  • 数学が苦手で基礎を固めたい人

  • 高校1年生・2年生で受験に向けて早めに対策を始めたい人

  • 短期間で効率よく結果を出したい人

数学が苦手な生徒にとって、この本は「できるようになる」という成功体験を積む絶好のきっかけになります。また、すでに基礎はできているけれど、頻出問題を総ざらいして実践力をつけたい生徒にとっても、効率的に得点力をアップさせる手助けをしてくれる一冊です。


5. 効果的な使い方のアドバイス

この本を最大限に活用するためのポイントを紹介します。

  1. 1周目は丁寧に解く – 最初は解説をしっかり読み込みながら進め、解法のプロセスを理解することを重視しましょう。間違えた問題には印をつけておくと復習がスムーズです。

  2. 2周目以降は繰り返し演習 – 1周終えたら、2周目でミスを減らし、3周目ではスピードと正確性を意識して取り組みます。問題を見た瞬間に解法が浮かぶレベルまで仕上げましょう。

  3. 3か月で完成を目指す – この本は短期間で成果を出せる設計になっていますので、1日1〜2時間のペースで取り組み、3か月で完成させるスケジュールを立てると効果的です。


6. 受験勉強のスタート地点として最適な一冊

受験勉強は、どの参考書からスタートするかによって結果が大きく変わります。この本は、「何から手をつけていいかわからない」「数学に苦手意識がある」という受験生にとって、基礎固めから応用力アップまでをスムーズに進められる理想的な一冊です。

数学の得意・不得意にかかわらず、「確実に得点できる問題を増やしたい」というすべての受験生に役立つ内容となっています。特に、高校1年生や2年生のうちに取り組めば、受験本番までに安定した実力を築けるでしょう。


まとめ

文系の数学 重要事項完全習得編 改訂版 (河合塾SERIES)は、数学の苦手克服から偏差値アップまでをサポートする信頼できる参考書です。短期間で偏差値を伸ばしたい人や基礎力を固めたい人に最適なこの一冊は、多くの受験生にとって「数学が得意になるきっかけ」となるでしょう。

数学に自信がない人でも安心して取り組める構成になっているため、「これならできる」という感覚を積み重ねることで、受験本番での大きな自信につながります。効率よく結果を出したい受験生は、ぜひこの本を手に取ってみてください。


4. あなたも京大式オンライン家庭教師を体験してみませんか?

✅ オリジナルプリントで弱点攻略!

✅ プロ講師が直接指導!

✅ オンラインだから安心・快適!

が特徴の京大式オンライン家庭教師。生徒全員の結果が上がっています。


興味を持たれた方は↓までご連絡ください!

📩 LINE友だち追加で無料相談 ▶️LINE登録はこちら

募集枠が埋まり次第、受付終了となります!


4 Comments


abc
Jan 25

次の参考書は何が良いですか?青との間に挟もうと思っています。偏差値は全統57です。

Like
塾長
塾長
Feb 09
Replying to

この本の例題の問題とあとは巻末の章末問題を一生懸命やるだけでも全統模試は60を超えると思います。

まずは一冊の本をしっかりとやっていきましょう。

Like

Dec 30, 2024

文系の数学重要事項完全習得編の次にやる参考書としては何がおすすめですか?

Like
塾長
塾長
Dec 30, 2024
Replying to

一言で言うのは難しいですが、あさんの模試のレベルによります。

模試で結果があまり出ていないのであれば、引き続きこの本をした方がいいかもしれませんし、

すごく成績が良いのであれば、次の段階へと移れる場合があります。


Like
bottom of page