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単語の覚え方はどうしたらいいのか?プロ講師が教える単語の覚え方

  • 執筆者の写真: 塾長
    塾長
  • 4月5日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月26日

はじめに

英単語——それはすべての大学受験生が必ずと言っていいほど直面する“最初の壁”です。 文法や長文読解よりも前に、「そもそも単語の意味がわからない」ために問題が解けない。これは受験生あるあるの一つです。特に国公立大や難関私大を目指す生徒にとって、語彙力の有無は得点力に直結します。

私自身、英語を専門に指導してきたプロ講師として、数えきれないほどの生徒と向き合ってきました。その中で強く感じるのは、「単語の覚え方ひとつで、英語の伸び方はまるで違う」ということ。

今回の記事では、私が指導現場で実践してきた“英単語の科学的な覚え方”をベースに、参考書の選び方から、覚えにくさの理由、効果的な暗記方法までを丁寧にお話していきます。

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どうして単語が覚えにくいか

「何度やっても覚えられない」「昨日覚えたはずの単語が今日にはもう抜けている」——

これは多くの受験生が悩むポイントです。ですが、これは決してあなたの記憶力が悪いわけではありません。むしろ、「覚えられないのは当然」なのです。

まず、英単語というのは「抽象的な情報」です。

日本語訳と一緒に載っていても、文脈がなければ意味がぼんやりとしか理解できず、脳に定着しづらい。

そしてもう一つ大きな問題は、「繰り返しが不十分であること」。記憶のメカニズムにおいては、“忘却曲線”という理論があります。ドイツの心理学者エビングハウスが提唱したこの理論では、人間は一度覚えた情報の半分以上を、たった1日で忘れてしまうと言われています。

つまり、英単語を覚えるには“ただ一度覚える”のではなく、“忘れる前に何度も復習する”という戦略が必要不可欠なのです。多くの生徒がつまずくのは、この「復習の設計」が甘いからです。1週間で1冊終わらせようと必死に先に進んでも、復習がないとそれは“積み重ね”ではなく“砂の城”に過ぎません。

講師としての私の経験上、「とりあえず100個覚えよう」ではなく、「今日覚えた10個を1日に20回確認する」ほうが、はるかに効率が良い。受験で成果を出す生徒は、総じて“少量を丁寧に、かつ繰り返す”タイプです。


また私がオススメする方法は「感情と単語を結びつける」ことです。

単語はただの記号ではなく、感情を呼び起こすものとして覚えると驚くほど記憶に定着します。

具体的な方法

例えば、「abandon(見捨てる)」という単語を覚えるとき、あなたが「捨てられた」時の感情を思い浮かべてみてください。もしくは、映画のシーンを思い出してください。主人公が絶望的な状況で見捨てられるシーンを心に描く。

すると、この単語は単なる英単語ではなく、感情と結びつきます。感情が絡むことで、脳はその単語を重要な情報として記憶しやすくなるのです


さらに、感情を引き起こす「シチュエーション」を自分で作ってみるのも非常に効果的です。例えば、「imagine(想像する)」という単語を覚えるときには、「もし自分が宇宙に漂っているとしたら?」と想像しながら発音してみる。

実際に「場面」を感じることで、脳がその単語を強く認識します


単語の記憶に「動き」を加える

また、手を使って覚える方法も非常に効果的です。

単語を書くだけではなく、例えば、「abandon」を覚えるために手を動かして空中にそのスペルを描いてみてください。これによって、運動記憶が脳に加わり、より定着しやすくなります。脳の運動を司る部分が活性化され、単語を覚える効率が大幅にアップします。

これは特に、机に座っての勉強が長時間続いて疲れが溜まりやすい受験生にとって効果的です。動きながら覚えることで、脳が活性化され、長時間の勉強でも疲れにくくなるのです。


音楽と単語を結びつける

最近注目されている方法として「音楽」を利用することもあります。

お気に入りの曲のリズムに乗せて単語を発音すると、単語の記憶がかなり強化されます。

実は、リズムと音楽が脳に与える影響は非常に大きく、感情を呼び起こすことに加えて、長期記憶に定着しやすくなります。

例えば、「contemplate(熟考する)」という単語を、あなたが好きなリズムで何度も繰り返し歌ってみる。これだけで、「contemplate」という単語が生活の一部として定着しやすくなります。たったこれだけの方法が、記憶の定着を助けるのです。

このように、単語をただ覚えようとするのではなく、「感情」「動き」「リズム」を利用して覚えることで、脳に強く定着させることができます。これは、従来の単語帳を使って覚える方法よりもずっと効果的で、すぐに実践できる方法です。

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