「東大に落ちた。でも、僕はここで終わらなかった」——神戸大学後期で逆転合格した話
- 塾長
- 3月2日
- 読了時間: 4分
1. 東大前期の不合格が、人生の終わりに思えた日
3月某日。
僕はパソコンの前に座り、東大の合格発表のページを開いていた。
心臓がバクバクしている。
「見たくない。でも、見なきゃいけない。」
震える指で自分の受験番号を探した。
……なかった。
画面の前で、しばらく動けなかった。
目の前が真っ白になった。
「終わった。」
ずっと憧れていた大学。
人生をかけて目指していた場所。
それが、一瞬で消えてしまった。
親に何て言おう?
塾の先生に何て言おう?
友達は合格しているかもしれないのに、自分は…。
頭の中で、ネガティブな感情がぐるぐると回る。
悔しいとか、悲しいとか、そんな簡単な言葉じゃ言い表せない気持ちだった。
2. それでも、僕には「後期試験」が残っていた
東大に落ちた僕には、神戸大学の後期試験 が残されていた。
でも、正直な話、モチベーションはゼロに近かった。
前期試験に落ちたショックが大きすぎて、机に向かっても集中できない。
頭では「勉強しなきゃ」と分かっているのに、スマホをダラダラと触ってしまう。
他の友達はもう受験が終わっていて、遊びに行ったり、卒業旅行の話をしている。
「何で自分だけ、まだこんなに苦しんでるんだろう…。」
本気で、何度も勉強をやめたくなった。
でも、そのたびにこう考えた。
「ここでやめたら、何も残らない。」
「あと少しだけ頑張れば、結果が変わるかもしれない。」
結局、僕にできるのは、「もう一度、目の前の試験に向き合うこと」 だけだった。
3. 神戸大学後期試験に向けて、僕がやったこと
📌 数学:記述の精度を上げる!
神戸大学の数学は、「解法の正確さ」 が重視される。
つまり、途中式をきちんと書けば、部分点がもらえる。
だから僕は、とにかく「答案を丁寧に書く練習」 をした。
✅ 過去問を解くとき、「採点者が読んで理解できる答案」 を意識する
✅ 途中式の抜けがないか、見直しを徹底する
✅ 「この問題で何点取れるか?」を考えながら解く
数学は、最後の最後まで点数を伸ばせる科目だ。
「1点でも多く取る!」という意識で、部分点を積み上げる戦略 を取った。
📌 英語:シンプルに書く!ミスを減らす!
英作文は、高度な表現を使う必要はない。
むしろ、「文法ミスをしない」 ことのほうが大事だ。
✅ 「中学生でも理解できる英文を書く!」
✅ 「文法ミスがないか、見直しを徹底!」
✅ 長文読解は、「設問を先に読む→該当部分を探す」
「正確に」「シンプルに」書くことを徹底したら、ミスが減り、点数が安定した。
📌 化学・物理:パターン問題を完璧に!
理科は、暗記+演習のバランスが大事。
特に後期試験では、「典型問題を確実に取る」 ことが重要だった。
✅ 化学:周期表・反応式・構造決定を暗記
✅ 物理:力学・電磁気の典型問題を解きまくる
この時期、新しい問題集をやるのはNG。
過去問+今までの問題集を**「完璧にする」** ことに集中した。
4. モチベーションを維持するためにやったこと(科学的アプローチ)
📌 ① 朝、必ず軽い運動をする
ハーバード大学の研究によると、「運動は脳の集中力を高める」 ことが証明されている。
だから、僕は毎朝10分だけ散歩をして、頭をスッキリさせてから勉強を始めた。
📌 ② 勉強を「15分だけ」やる
人間の脳は、「とりあえず始めると集中モードに入る」 という性質がある(作業興奮)。
だから、「まず15分だけやろう」 と決めると、気づいたら1時間以上集中できていた。
📌 ③ 「未来の自分」を想像する
「試験当日、どんな気持ちで会場に入りたいか?」を想像する。
「やるだけのことはやった!」と思って試験を受けるか、
「もっとやっておけばよかった…」と思って受けるか。
後悔しないために、今やるべきことをやる。
5. そして、神戸大学の合格発表の日——
3月下旬。
合格発表のページを開くとき、前期試験のときとは違っていた。
今度は、自分がやれることをすべてやったという自信があった。
画面をスクロールする。
……あった。
僕の番号が、そこにあった。
涙がこぼれた。
「最後まで諦めなくて、本当に良かった。」
6. 最後に、後期試験を控える君へ
「前期試験に落ちたら、人生終わり」じゃない。
むしろ、「後期試験で逆転する人は毎年いる!」
✅ 過去問を分析し、出題傾向に合わせて対策する!
✅ 数学は記述を丁寧に、部分点を積み上げる!
✅ 英語・理科・国語は、「落とさない勉強」をする!
君は、まだ戦える。
だから、最後まで走り抜こう。
「この1ヶ月が、君の未来を変える。」
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