こんにちは、京大式オンライン家庭教師を運営しながらブログで情報発信をしているMです。今回は、多くの受験生が一度は手に取る 『数学重要問題集』 について、教育者の経験や指導実績を踏まえ、「なぜこの問題集を使うべきではないのか」を徹底的に解説していきます。
私自身、高校で担任をしていた頃から 「『数学重要問題集』は買わなくていい」 と生徒に伝えてきました。その理由は明確で、この教材がすべての受験生にとって適切ではないどころか、逆に足を引っ張るケースが多いからです。
この記事では、世間から寄せられている『数学重要問題集』の悪評価も含め、具体的な問題点と代替教材について詳しく述べていきます。
世間での『数学重要問題集』に対する悪評価
まず、世間で『数学重要問題集』がどのように評価されているので以下のような指摘が見受けられました。
1. 解説が不十分で独学には不向き
『数学重要問題集』に対する最も多い批判が、 「解説が簡素すぎる」 という点です。
具体的な声
「問題のレベルは高いが、解説が簡潔すぎて理解が追いつかない」
「独学でこの本を使おうとすると、解説の不足が壁になる」
特に独学で使用する場合、「解答が合わないのに、なぜ間違っているのかわからない」という状態に陥りやすく、結果として 「問題を放置する」 という悪循環が生まれます。
2. 難易度が高く、全統模試で偏差値65以上が推奨される
『数学重要問題集』は、その名の通り重要な問題を厳選している問題集ですが、収録されている問題の多くが 難関大学向け の内容であり、基礎が不十分な受験生にはハードルが高いと言われています。
具体的な声
「基礎力がないと全く解けない問題が多く、精神的に辛くなる」
「解ける人にとっては良問かもしれないが、普通の受験生には難しすぎる」
実際、多くの教育者からも 「この問題集を使いこなすには偏差値65以上が必要」 とされており、標準的な受験生にとっては不向きだと評価されています。
3. 学習意欲を損なうリスクが高い
高難易度の問題と解説不足の組み合わせは、特に基礎力の弱い受験生にとって モチベーションの低下 を招く大きな要因となります。
具体的な声
「解けない問題ばかりで、数学が嫌いになりそうだった」
「一冊通して使い切れた人を見たことがない」
これらの声からもわかる通り、『数学重要問題集』を無理に使うことは、 学習効率を下げるどころか、勉強そのものへの苦手意識を植え付ける可能性がある のです。
4. 旧帝大向けだが、他の教材で十分対応可能
『数学重要問題集』は「旧帝大を目指す生徒向け」として紹介されることが多いですが、実際には 他の教材で十分対応できる という指摘が多く見られます。
具体的な声
「青チャートや1対1対応の演習で十分すぎる」
「重要問題集を使うよりも、合格る計算やスタンダード演習の方が効果的だった」
難問に特化した教材であるため、入試で頻出する基礎~標準レベルの問題が手薄になるという欠点も指摘されています。
実際に指導現場で見た『数学重要問題集』の問題点
私自身がこれまでの指導経験で見てきた中でも、『数学重要問題集』に取り組む受験生が以下のような問題を抱えているケースがありました。
解説不足による問題の放置
『数学重要問題集』を使っていた7名の生徒が、解説の不足から「問題が理解できないまま放置」してしまい、その結果、入試本番で類似問題を落としてしまった例を目の当たりにしました。
無理な取り組みで挫折
「学校で配布されたから」と無理に使い続けた結果、 数学そのものに対する苦手意識を持つようになった 生徒も少なくありませんでした。
学習の非効率化
基礎力が固まっていない状態でこの問題集に挑戦し、「結局、基礎問題集に戻った」というケースも多々ありました。このような非効率な学習は、限られた受験期間を無駄にしてしまいます。
結論:『数学重要問題集』を選ばず、自分に合った教材を使おう
『数学重要問題集』は、難関大学を目指す一部の受験生にとっては有効な教材かもしれませんが、多くの受験生にとっては効率的な学習を妨げるリスクがあります。
自分の学力や目標に合わせた教材選びが、合格への近道です。特に、基礎力をしっかり固める段階では、解説が丁寧な教材を選ぶことを強くおすすめします。
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